相続のルールと手続きの流れについて②
2018.11.09
遺産相続をする際にトラブルが起こりがちなので、事前に準備をしておく必要があります。
また、相続の対象財産や、相続の手続きの流れを知っておかないとスムーズに相続することができません。
今回も前科に引き続き、相続のルールと手続きの流れがわかる、遺産相続の基礎知識についてご紹介いたします。
誰が受け継ぐの?
遺産を「誰が受け継ぐのか」も非常に重要となります。相続財産が決まっても誰が相続するのかが決まらないと財産が宙に浮いた状態となってしまいます。もともとの相続人とは異なる人に遺産を渡したいケースもあり、その場合には遺言書が必要となりますし、誰も相続しない場合に最終的に遺産がどうなるのかも問題です。
また、遺産に借金があると自分が相続人になっていても相続したくないケースもあり、その場合の対処方法も知っておく必要があります。
分配の割合は?
相続財産と相続人が決定したら次は遺産の分配割合を決める必要があります。
遺産の分配割合は、基本的に民法によって定められています。民法では、各ケースに応じて、法定相続人と法定相続分が定められているので、相続が起こった場合、その割合に応じて遺産を分配するのです。これと異なる割合で遺産を分配したい場合には、遺言書を残しておく必要があります。また、相続人同士が話し合いによって法定相続分と異なる割合で遺産を分配することもできます。
相続税を払えるか?
遺産相続をする際に相続税についても忘れてはいけません。特に近年相続税の基礎控除が大きく引き下げられたことにより、相続税を支払わなければならない家庭が非常に増えています。例えば、都市部に自宅や土地があると不動産の評価額が高額になってしまうために思ってもみなかったような高額な相続税が突然課税されることもあり、こうしたとき、相続税を支払うだけの現金がないため、支払ができなくなって税務署から督促をされたり、泣く泣く土地建物を売却しなければならなくなったりすることもあります。
そのようなことを避けるためには、事前に相続税対策をしておくことが非常に重要となります。
相続をするときには、
- 相続財産
- 相続人(誰が相続するか)
- 分配割合
- 相続税
の4点を、最低限押さえておく必要があります。
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